【合格体験記】総合復習

総合復習の時期になってきましたね。前に進みつつ、後ろを振り替えらなければいけないので大変な時期ではないでしょうか。そんなな中、合格者はどのように過ごしたのでしょうか。土曜日クラスの級長を務めてくださった伊藤真理子さんは、クラスメイトからの信頼も厚く、常に周囲をはげましてくれました。

 

伊藤真理子さん（2020年土曜日　エキスパート合格）

みなさんこんにちは。2020年度土曜朝クラスで級長を務めました、伊藤真理子と申します。つたない文章ではありますが、私の合格体験記が少しでもお役に立てればと思い、執筆を引き受けさせていただきました。

 

今現在、みなさんは一次試験の追い込み中かと思います。一つ覚えたと思ったら、一つ忘れていく・・・もぐらたたきゲームのような日々が今でも脳裏に焼き付いています。昨年運よく一発合格することができましたが、試験を受ける一年前（２０１９年）は「ワインにたくさん書いてあるシャルドネって何だろう？」という状態。今思うと恥ずかしい限りですが、本当にシャルドネがブドウの品種とは知らないレベルでした。そのような私に勉強の楽しさを教えてくれ、そして合格へ導いてくれたのはあき先生のおかげです。先生には言葉では言い表せないほど感謝しています。ここでは、私がこの時期に行っていたこと、考えていたことを書かせていただければと思います。

 

本年度の受験生の方々も同じだと思うのですが、新型コロナウィルスの影響で、クラス会なども出来ず、勉強のモチベーションも保ちにくいと思います。「今年の受験生はかわいそうだよね」、と本当に様々な場面で言われてきました。でも、それは本当でしょうか？「今だからこそ」できるものはないでしょうか？ありがたいことに昨年から様々なワイナリーがオンラインツアーを行うようになりました。私は疲れた時は世界中のワイナリーのオンラインツアーに参加していました。中にはそのワイナリーで作られたワインが自宅に送られてきて、ワインを飲みながら参加することができたり、普段絶対に直接お話しできないようなＶＩＰな方とお話しすることもできました。畑やブドウを見ながら学習することで、記憶を定着させ、勉強に向かう意欲がわいてきたように思います。

また現在通勤の際の電車も比較的空いているので、時間があるときは敢えて各駅停車に乗り、ゆっくりと座りながら勉強をしていました。

 

この試験を受けている方の多くは社会人で、今まで受験や資格取得などたくさんの「試験」を経験されていることと思います。その際、どのような勉強計画で合格しましたか？過去の試験に合格した時のペース配分で勉強を行うことは「その人にその勉強方法が合っているから合格した」のではないでしょうか？幸い私は普通の人よりも試験を受ける機会が多かったので、試験に向けての勉強の仕方は比較的慣れていたように感じています。

ＣＢＴ試験は自分で一次試験の日程を決めることができるため、試験日を決めたら、そこから逆算して「〇日までには問題集を１週する」、「前日は問題集を全部解く」などと自分の成功体験をもとに計画をたてるとよいでしょう。ちなみに私は試験３週間前に全範囲を勉強、問題集を解き終え、その後一週間で一巡をめどに問題集及びあき先生からいただいた問題全問を解き、最後の二日は一日で全問解く作業を行いました。

 

これはあき先生もおっしゃっていましたが、非常に重要なことだと思います。私は2次試験前に合格を信じて、友人と合格ツアー(自分の名前と同じワイナリーに行く)と次に受講する講座を予約しました。「絶対に受かって〇〇するぞ！」というモチベーションとともに、「これは落ちられない」という適度なプレッシャーにもなりました。

結果、無事に私も友人も合格しワイナリー訪問は合格祝い旅になりました。私たちの合格を祝福するかのような素晴らしいお天気の中で見たブドウ畑と、ワインの味は今でも忘れられないいい思い出です。

 

わからない問題があったり、「これは〇〇だよね」というクラスメートたちの言葉を聞くと焦るものです。でも決してあきらめないでください。皆さんの合格を心からお祈りしております。