【合格体験記】2つのフェーズを意識して学ぶ
内科医として忙しくお仕事されている門川さん。どのように勉強時間を確保することは決して容易ではありません。どのように学ばれたのでしょうか。
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門川俊明さん(2021年WE合格)
独学で受けられることを考えている方もいらっしゃると思いますが、ワインスクールに通える環境にあるのであれば、スクールに通うことをおすすめします。特に、一次試験の暗記量は膨大ですので、スクールに通いながら、勉強のペースを作ってもらう方がよいと思います。
僕は紫貴あき先生の受験クラスに通っていました。ゴールデンウィーク頃に行われる中間試験までは、毎回の小テストで必ず満点を取れるように、実践問題やAki’s checkをやりながら勉強のペースをつかみました。また、イタリアくらいまでは比較的時間的な余裕もあったので、副読本も読みながら厚みのある勉強をしました。特に役に立ったのは、杉山明日香先生の「ワインの授業 フランス編」「ワインの授業 イタリア編」でした。また、全員の人にお勧めではないのですが、「世界のワイン図鑑 第8版 」も読んでいました。
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副読本の数がすごいですね。
中間試験前に「覚えやすく、学びやすい、ソムリエ試験対策問題集 2021年度版: CBT方式に勝つ!受験のプロが分析した出題高確率の1200問」が発売されましたので、中間試験範囲をやり直しました。恐ろしいくらい、はじめのことを忘れているものですが、そんなものです。この問題集を2回ほどやって、中間試験ではよい点がとれました。
紫貴先生のクラスでは、生徒が5人ずつのスモールグループに分けられて、グループごとに励まし合って勉強し、グループ間で競争します。5月中旬に、グループメンバーが決められ、僕が一つのグループのリーダーに指名されました。うちのメンバーは、僕がサポートしなくても自分で頑張るような人たちだったので、お互いで励まし合いながら、毎週の試験でよい点を取るようにしました。
普段の授業では、「狭い範囲を深く、しっかり勉強する」ことが重要ですが、それだけでは、合格できません。一次試験の1ヶ月前からは、問題集を繰り返し解いて、「広く浅く覚える」というフェーズの勉強が必要です。この2つのフェーズをうまく切り替えることが重要だと思います。6月中旬に、7月末に1次試験を受けることを決めてからは、「広く浅く覚える」モードに変えていきました。
全範囲を繰り返すスピードを徐々に上げて、最後は3日で1周できるようになったら準備完了というプランを考えました。勉強方法としては、再現問題である実践問題と「林麻由美講師のJ.S.A.ソムリエ・ワインエキスパート試験対策 最強の問題集 2800+」をやりながら、アカデミーデュヴァンのテキストを確認することです。まとめノートとかは作らず、簡単なまとめはテキストに書き込み、すべての情報をアカデミーデュヴァンのテキストに集中させました。林先生の問題集を1ヶ月近くかけてやった後は、「受験のプロが分析した出題高確率の1200問」を2回繰り返し、試験当日を迎えました。
僕は、内科医でもありますが、普段は教育学を専門としています。紫貴あき先生は、僕の目から見ても成人学習の専門家だと思います。ロジカルな教え方、学習者の指導をされています。また、WSET diplomaをはじめ多くのワインやお酒の資格をもっており、単に受験の指導のみならず、奥深い知識に支えられた講義であり、質問をするたびに、その深い知識に圧倒されます。ワインエキスパート、ソムリエ試験の分析を綿密におこなっており、短い講義時間の中で覚えるべきポイントを明確にして下さいます。また、受講生の模範となるよう、毎年、コンクールや資格にチャレンジされる姿も、受講生に刺激をくれます。
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門川さんのまとめ資料
紫貴あき先生のもとで学べたことが自分にとっての宝になりました。
僕のワインエキスパート受験体験記はnoteに「ワインを学ぶこと」(https://note.com/monwine)として、まとめてありますので、ご覧になって、参考にしていただければ、幸いです。
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講師からメッセージ
中間テストまでの前半戦では、副読本でワインを知る喜びを広げ、後半戦は問題集を何冊もこなして、広く浅く学ばれるスタイルは理想です。また「テキストは原則一冊にしぼる」など、受験テクニックの王道がちりばめられています。門川さんは7月に合格されていたと記憶しています。まさに無駄のない最短合格勉強法といっても過言ではないでしょう。私自身も真似してみたくなる方法がたくさん紹介してくださいましたね。
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