【合格体験記】WSETLevel3とSAKE同時合格

教員として普段は働いている伊藤さん、普段から生徒たちに勉強の仕方などを教えられていることでしょう。受講生の中でも、勉強慣れしているタイプと思います。いったいどのように勉強されたのでしょうか。


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伊藤真理子さん(2021年12月受験 2022年3月合格)

1.はじめに

 2019年、海外旅行が趣味であった私は「自分の力で自分の好きなワインを選びたい。」、「海外のワイナリーめぐりもしてみたい。」、そんな思いからワインの勉強を始めました。しかしながら当時の私と言えば、シャンパンとスパークリングワインの違いがかろうじて説明できるレベル。最初に通った銀座校のSTEP1の授業初日は緊張しすぎて、家に引き返すか迷ったのが思い出されます。(笑)そこであき先生に出会い、ワインを学ぶ楽しさ、社会人ならではの勉強法の工夫を教えていただきました。そして「せっかくだから資格を取得して、学びを形に残したい。」と考え、資格受験を決意。2020年にWE、2021年にはSAKE DIPLOMA(一次試験は独学)とWSET Level 3の全てに一発合格しました。


2.勉強の仕方

 WSETはエキスパートに比べ、圧倒的に情報量が少ないです。私が受験した時点では、日本語のWSETに関する参考書、問題集は書店では販売されていませんでした。またWSETは記述問題もあり、最初は勉強の仕方がわからずに大変戸惑いました。幸い私の受講したクラスは3~7月の間は月に1回ペースのゆっくりクラスだったので、最初は土台造りをしっかりさせることを重視しました。具体的にはインターネットで試験に関する情報を入手しつつ、毎回の授業では細部よりも全体像をつかむことを意識することです。その際に気を付けていたのが、以下の点です。


① 受け身ではなく、自分の力で情報を入手すること

② 早くから自分の勉強のペースをつかみ、それをスーティン化すること


① に関しては、やはり「人から教えてもらった情報」よりも「自分の力で得た情報」の方が記憶に残りやすいからです。またクラスメイトとの情報交換は非常に重要ですが、あくまで「交換」であり「もらいっぱなし」にならないようにすることが良いです。人間関係上も円滑に進みます。(笑)

② は、授業前に学習範囲の教科書のページを最低三回読み、その後自分で重要個所を一問一答形式でまとめた自作の問題集を作成しました。授業までにそれを大まかに理解しておき、授業後は授業の内容を踏まえた上で問題集に加筆修正をしていました。また宿題は必ずやりました。少し早めに試験の全範囲をまとめるのが「もう一通りの範囲は勉強したぞ!」という気分的な余裕ができるので、良いと思います。

 追い込み時期には、隙間時間を使って問題集を繰り返し解き、細部の暗記に注力しました。また記述問題対策に関しては先生の宿題、インターネット上にある問題などを活用した自作のまとめ問題集を、時間のある時に一問一答問題集と並行して作成しておいたので、それを実際に紙に書いて解きました。テイスティングに関しては、主要6品種を中心にドライテイスティングを行いつつ、気分転換にワインショップに立ち寄ってはラベルを見ながら「このワインは~」と心の中でつぶやいて説明していました。



↑↑左から、総ざらいの際の計画表、一問一答、授業用ノート


3.試験について

 最初にテイスティングの試験が行われますが、あまり飲みすぎると後半の筆記試験でお手洗いに行きたくなりますので、ほどほどにしましょう。私は気を付けてはいたものの、予想以上にワインが美味しくついつい飲んでしましました。筆記試験は問題数も多く、お手洗いに行く暇はありません。

 筆記問題については、マルティプルチョイス対策用に2Bの鉛筆を持参するとよいです。少ない労力でマークシートを塗りつぶすことができます。そして記述問題では、「何を、どの程度の文章量で聞かれているか」を意識して書かれるとよいです。あき先生が授業内で「説明」、「描写」、「あげよ」の違いについてよく述べられていますが、試験中も常に頭に入れて解いてください



4.おわりに

 私はSAKE DIPLOMAを受験しており、追い込みを始めたのは試験一か月半前からです。もともと燃え尽き症候群が深刻なタイプなので、モチベーションの維持には非常に苦労しました。その上仕事の繁忙期とも重なり、精神的体力的にもハードで、勉強不足感は否めず後悔は残ります。

 ただ、やはり自分の名前が書かれた合格証書と、合格バッジを見ると嬉しい気持ちでいっぱいになりました。社会人になってから、仕事の忙しさを理由に勉強しようと思っても長続きしなかった私に、勉強の仕方を教えてくださったあき先生には感謝しかありません。フランスのワイナリーを訪問し、あき先生から教えていただいた知識を自分の目で見られる日が来るのが、とても楽しみです。

 これから受験の方は今まさに追い込みの時期で、今までの自分の勉強方法や、他人の「~は・・・だよね。」といった話を聞くと、「え、私そんなことまで勉強できてない。」と不安になることも多いと思います。テキストから学ぶ知識をしっかりと定着させ、それをわかりやすく、かつ適切な文章量で書くことが重要です。頑張ってください。応援しています。



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講師から

SAKEと並行して受験されていたために、大変だったと思います。そんな中、勉強がルーチン化していたのが、功を奏したのかな、と想像します。テイスティングで飲みすぎないことなど、具体的なアドバイスも今すぐ試したいですね。伊藤さんは今年も別の資格試験にチャレンジされると耳にしています。この勉強法でどんな資格試験も合格できそうですね。

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

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