勉強を継続するコツ

受験クラスの第一回目が終わりましたね。各講師から「まとめて勉強をするのではなく、毎日コツコツ勉強を継続すること」とお話しがあったのではないでしょうか。これは合格のための必須条件であることは間違えないです。

しかしいつも思うのはどの講師も「では、どうやったらコツコツを継続できるか」その方法を伝授してくれないというジレンマです。多くの受講生から「継続しなければならないのは分かっている。でも一体どうやったら続けられるの(涙)」という声が寄せられます。

そこで、今日は私が継続のための具体的手法を3つ紹介したいと思います。


ひとつめは、「ゲーム化」することです。勉強を2時間出来たらシャンパンをのむ、1時間できたらカバを飲む、ゼロなら水道水…という具合にニンジンをぶら下げておくとがんばれるものです。


ふたつめは、最初から「やる気まんまんの人はまずいない」という事実を知っておくことです。人間の脳は車のエンジンと似ていて、エンジンが動き始めると温まるように、簡単な作業を少しでも始めると勉強の波に乗れるというものです。これを脳科学的には「作業興奮」と呼びます。私がソムリエ受験を初めて受けた年は、メドックの格付けを裏紙にまず書き出すという単純作業をして、波に乗ってきたらちょっと込み入った勉強に取り組む方法をとっていました。そうするとどんなに会社で嫌なことがあった日でも、そのうち勉強モードに切り替わるのです。


みっつめは、最初から「3か月(もしくは半年)続けよう」と思わないこと。はじめる前から「長期間勉強しよう」と意気込むとしんどいからです。そうでなくて「今日さえ、頑張ればいい」そのようなスタンスに変えてみてはいかがでしょうか。もし「今日一日だけ」でも勉強出来たら褒めてあげましょう。これをちょっとずつ積み上げていくのです。何よりもいきなり完璧を目指さないでください。大人の勉強は8割で大丈夫です

たしかに紫貴は授業で「毎日2時間(120分)」といいました。これは理由があって、「8割」の法則でいくと「2時間(120分)×0.8=約1時間半(96分)」になってしまう可能性があると思ったからです。実は、私も1週間のうち1日は10~30分しか勉強できないという日もあります。でもこれもよく考えたら8割なのです。7日間×0.8=5.6日。この計算で行くと1日はうまくいかない日があっても許容範囲。だから、もしちょっとしか勉強できなくても私は自分自身を責めたり自己嫌悪に陥ることは一切ありません。こういった完璧を目指さない姿勢こそが実は長続きのコツなのです。


紫貴あきのオフィシャルHP

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

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