二次試験⑪合格体験記
木下直樹さん(2014年水夜クラス)
二次試験の勉強って何をすればいいんだろうという気持ちになりますよね。私もそうでした。
まずは、先生に教わったくらいの数と種類の二次対策講座を予約し、2011年の級長の横山さんに教わったコノスル全ヴァラエタルうがいを朝晩繰り返すところからスタートしました。最初は洗面所でやっていたのですが、陶器のボウルにタンニンがこびりついて掃除が大変なので、やるならキッチンのシンクでやった方がいいと思います。
また、色々な酒屋を周り何十種類ものハードリカーを買ったりもしました。酒屋まわりも楽しい思い出なのですが、時間とお金がかかる上に家中が酒瓶で溢れるので、小瓶セットが入手できるならそちらを使った方がより効率的だと思います。
2週目くらいからは練習会に参加しはじめました。小瓶仲間との練習会、級長のマンションのラウンジに集まっての練習会、テイスティングセットのあるお店での練習、通ってたお店のソムリエさんに稽古をつけてもらったり、などなど。週末は練習会を2〜3件はしごしたこともあります。
勉強では次の3点に留意しました。
① 主要品種と産地の特徴を捉えられるようになること
② 習ったとおりにコメントを再現できること
③ 最後の2択を判断できるようにすること
①の品種については、例えば、世の中に存在するSBのワイン特徴を全て掴むのは大変ですが、試験に出る価格帯のNZ SBとボルドー SBに限定して特徴を掴むのはそれほど難しくはありません。コンクールに出るわけではないので、試験によく出る品種と産地の組み合わせから練習すると効率的です。
②の練習は大切です。試験である以上、正解が準備されているので、その正解に沿ってコメントを作る必要があります。先生のコメントはJSAの最新の動向を踏まえているため、模範解答のコメントシートをよく復習しておくことは大切でした。
③は品種や産地、その他の酒類の選択で大事になります。例えば、黄色いお酒が出題されたときに、色でシャルトリューズジョーヌとガリアーノに絞り込んだとして(他の試験と同じように2択までの絞り込みは容易なことがあります。)、その先の正解を選ぶ判断基準を自分の中に持っておくということです。紛らわしい選択肢を考えて、その判断基準や根拠を文字やチャートにして理解して、それを小瓶で実践すると、漠然と練習するより効果的です。
大変だと思いますが、やればやっただけ力がつくので、頑張りましょう!
応援しています。
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