二次試験⑰論述対策2
ソムリエの3次試験(論述)って何をしたらいいか困りますよね。
◆求められること
まずソムリエ協会が求めていることを知りましょう
1. 論述は「3次(サービス)」の一部。
2. ソムリエとしての「ご提案」。
3. ワインの「時事」を知っているか。
1. 論述は「3次試験(サービス)」の一部である。
これはあくまでもサービスの試験です。ですから普段から現場でどのように働いているか確認したいというのが狙いです。たとえば「冷やした赤ワインをお客様が飲みたいと言っているが何をすすめるか」などはその典型例です。現場で働いていたら聞かれそうなサービスや購入管理について聞かれそうです。復習するなら、教科書は「サービス」や「購入管理」のチャプターを復習しましょう。
2. ソムリエとして「ご提案」が大切
3年間連続で試飲したアイテムについて料理を提案するよう求められています。この場合は、料理を3つ書いたらパーフェクトで、このことは普段のソムリエ協会の勉強会でも頻繁に話題に上がっています。
具体的には次の3つです。
① 郷土料理やオーセンティックな料理
② ちょっと意外な料理(和食や多国籍)
③ チーズ
例えば昨年はソムリエでアルザスのリースリングが出題されました。その場合は、①シュクルート(郷土料理)、②セビーチェ(チリの料理)ORアユの塩焼き(和食)、③マンステール(チーズ)とかのご提案もあり得ると思います。チーズはAOPまで書かなくても、フレッシュ、ハード、セミハード、ウオッシュという書き方で逃げるのもアリだと思います。最後に、なぜおすすめなのか簡潔に理由も添えてください!勉強の方法は①の郷土料理についてはフランスの有名産地の郷土料理くらいはチェックしておきたいですね。
3.ワインの「時事」を知っているか。
ソムリエとして働いていれば、お客様と時事ネタに及ぶかもしれません。実際、日本の新しいワイン法や、オレンジワイン、チリワインの情勢などの時事ネタが聞かれています。これは教科書ではカバーできないので、普段からワインのニュースを見ておく必要があります。ワインジャーナリスト山本昭彦さんが運営されている「ワインレポート」というサイトがあります。見出しを見ているだけでも勉強になります。私が思う2019年の時事は以下の通りです。
・日欧EPA発効
・地球温暖化
・東京オリンピック
・日本酒
・シャンパンの輸入量が増えている
・イングリッシュスパークリングワイン
◆最後に
論述の書き方のポイントは下記の2つです
①「オススメする」という立場を大切に
②分からなくても空欄にしない。必死で答えようとする姿勢が評価される。
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