今回はゴロではなくて、真面目なお話しです。ある程度、DOCGの命名法を知っていると、ヴェネト州は簡単に制覇できてしまうことをご存知ですか。数あるDOCGもほとんど下記の３つの方法に分類されるのです。

①土地の名前

②品種+di(della)+土地の名前

③製法+di(della)+土地の名前

①土地の名前

たとえば「Barolo」、「Barbaresco」、「Asti」は土地の名前ですね。

②品種 + di(della)など + 土地の名前

「Brunello di Montalucino」や「Barbera d’Asti」が良い例です。この場合、DOCGの名前を見た瞬間に、どんなブドウ品種を使っているのか、何色が生産可能色に指定されているのか、瞬間で分かります。たとえば「Brunello di Montalucino」の「Brunello」は黒ブドウ品種なので生産可能色は赤です。

③製法 + di(della)など + 土地の名前

「Sforzato di Valtellina」が良い例です。「Sforzato」は陰干しして辛口に仕上げたスタイルのことです。

このルールを知っているとヴェネト州の有名なDOCG/DOCも沢山あるようでいて、実はまとめて覚えられます。

Recioto di Soave DOCG

Soave (Classico) Superiore DOCG

Soave DOC

Amarone della Valpolicella DOCG

Recioto della Valpolicella DOCG

Valpolicella DOC

Recioto di Gambellara DOCG

GambellaraDOC

試験は選べればいいので、「Recioto di Soave」とフルネームで言えなくても「Soave」はヴェネトだとわかれば、ほとんどの問題は解けることでしょう。

イタリア覚えCiao！