試験7日前しておきたいこと
ソムリエ試験まで7日前となりました。よく受講生からは「チョコレート食べても大丈夫ですか」「朝ごはんは何を食べたらいいですか」「歯磨き粉は何にしたらいいですか」と質問されます。わたしの答えは「いつもどおりに」です。
しかし1つだけ皆さんにやって欲しいことがあります。
それは本番に合わせて体と心を「チューニング」しておくことです。
試験は11時20分からです。
その時間にテイスティングしたことはありますか。
11時に開場です。
会場の雅叙園(目黒)に到着するには何時に自宅を出ればいいですか。
そのためには何時に朝ごはんを食べますか。
また何時に起床しますか。
このように逆算していって欲しいのです。
このチューニングの作業の中で、わたしが特に気を付けていることは「睡眠」です。睡眠の質は集中力や記憶力だけでなく、テイスティングの出来不出来に如実に影響します。睡眠を削っての勉強や、深夜までのテイスティング練習はあまり感心ません。食べ物や運動にはすごく気を遣うのに、睡眠にこだわっている人があまり多くない気がするのはなぜでしょう。
わたしがコンクール準備期間中に常に心がけている良質な睡眠をとるための3つの方法を紹介します。これを続けてから「緊張して眠れなかった」ということがかなり減りました。
1.睡眠90分前の入浴
睡眠と体温は深い関係にあります。23時に就寝したいと思ったら、お風呂からは21時30分にあがっておきましょう。睡眠までは足を冷やさないのもポイント。(ただし就寝時は靴下をはかない)さらに深い眠りにつきたい場合は頭を冷やすのも効果があります。(蕎麦枕や冷えピタ君が便利)
2.就寝したい時間の14~16時間前に起き光を浴びる
人は起床してから14~16時間後に眠たくなります。(例:朝7:00起床⇒光を浴びる⇒21:00~23:00に眠くなるという具合です)またこの時に光を浴びることが大切です。起きたらすぐに窓を開けましょう。わたしは朝起きたらベランダでフラッシュカードをめくって勉強していました。
3.寝る2時間前はブルーライトを浴びない
寝る前や夜間にブルーライトを浴びると、睡眠ホルモンといわれているメラトニンの分泌が抑制されます。
最近ではいつもより急に2時間早く寝ようとすると、逆に眠れなくなることが研究ではわかっています。試験に合わせて就寝するためには少しずつのチューニングが必要になるのです。
ときどき1次試験(学科)と2次試験(テイスティング)を「別もの」として語られることがあるようです。しかし睡眠の大切さ、もっというと「時間管理の重要さ」という観点では深い共通点があるのです。残された1週間、引き続き時間を大切に。そしてぐっすり眠って、よいテイスターになれるように本番に備えましょう。応援しています。
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