【合格体験記】来年もう一度チャレンジする!③
後藤忠明さんの体験記 第3弾です
4.後半の半年: 「受験生」として、スイッチを切り替える。
いよいよ受験モードへ。仕舞った教科書を引っ張り出す。各スクールの講座情報を見回す。
二次対策講座には出来るだけ参加したいが、自分なりの戦略を立てる!! さもないと出費がかさむ、知識は散らかる、碌なことはありません。ゴルフを複数のコーチからレッスン受けるとフォームがバラバラになるのと同じです。
→ 私の場合、一か所に所属せず複数のスクールで他流試合を重ね、ハラ落ちしたり、目から鱗の説明をしてくれる先生を徐々に定めていきました。(紫貴先生ですと、品種を四面でマッピングする手法が大好きで、迷ったら紙の隅に同じ図をよく描いたものです♪)
自分のウイニングショットを作る。
→ 私の場合、前回試験の失敗から「白」が合否を分けると分析/判断し、白は満点を狙う「勝ちパターン」を作ろうと決めました。
特にフランス冷涼地域のRie、SB、CHは紛らわしいので自分なりに「酸味」を感じる場所を作りました。前述した応援してくれる店の一つにエノテカ池袋店があり、カウンターで同社売れ筋Trimbachを何度も試し、その結果、Rieは口にすると一瞬眉間にシワができ、ホッペ内側に強い酸がいつまでも、いつまでも、いつまでも、へばりついていることに気づきました。(エノテカはグラス660円くらい。お薦めです)
他の品種も独自の発見法を見つけましたが、それは皆さんご自身の感度やアンテナで探し当てた方が良いと思いますので、ここではRieだけにします。また、書店に数多のテイスティング対策本がありますが、私にフィットしたのは石田博さんの『テイスティングは脳でする』です。誌面にも関わらずワインの捉え方を臨場感いっぱいに表現なさっています。
5.何といっても、Stay Positive
今回、パソコンで名前を見つけられなかった皆さん。今日から始まる新しい一年を、ワインの神バッカスが授けてくれた「成長の時間」として、ワインそのものを一から学び、ワインを取り巻く人々との交流/接点作りに励んでみてください。今、そう思えなくても、その一年を満喫できた方は、宝石のように輝く人生の転機だったことに、後から気が付くはずです。何といっても、
☆Stay Positive☆ であり続けてください。必ず青い鳥は訪れますから。
今回、合格なさった皆さん。おめでとうございます!! 努力の賜物ですね。深く敬意を表します。JSA資格取得は、ワイン界への「入場券」です。その切符でどこをジャーニーするのか、想像するだけで楽しみですね。私もどこに飛んでいこうか、未来地図を描いている真っ最中です。
このメッセージの結びに、二つの道いずれかを歩む方々へ野村克也さんがよく使ったコトバをお届けします。
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」☆=
皆さん、心と身体の健康に留意なさって、ワインの道を一緒に歩んでいきましょう。
2019年度JSAワインエキスパート取得
後藤忠明
追伸: 先輩ヅラしてごめんなさい。少し恥ずかしいです。
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講師から
実は後藤さんから半年間ほどすごく悔しかったと耳にしたことがあります。わたしもコンクールや試験で上手くいかないと、悔しくて夜中に何度も目が覚めます。そんな中、自分を客観的にとらえ、作戦を立てたことが素晴らしいと思います。なによりもワイン仲間を増やし、ポジティブに学ばれている後藤さんの姿、わたしも見習いたいです。
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