【合格体験記】大人の勉強スタイル2

月曜クラスの北園たか子さんの合格体験記、後半です。


5. 自作資料は初めから完璧を目指さず勉強しながらアップデート。地図は必須。

風、樽、川など似た名前がどんどん出て来たので、自分でサクッと比較表を作りました。地図に関しては、ソムリエ協会のテキストの地図が大きくておすすめです。実家にあった半紙にトレーシングして、書き込みました。時間が無いときは、テキストのコピーやダウンロードした地図を活用。ワードやエクセルも使いましたが、とにかく手を動かしました。他人が作った地図をボーっと眺めていても記憶には残りません。出題国やエリアの地形の把握は合格の重要ポイントです。

こうした自作の資料は宝です。必ず穴をあけてファイル。そして、また新しい項目が出てきたらアップデート。手書きのときもありました。その時は、スペースを空けて、書き加えられるようにしておきました。特に、過去問を始めると、国がランダムに出てきます。自作資料や学校の資料が一冊にまとまっていたことで知識の確認が短時間で済みました。


6. 問題は繰り返す

アカデミー・デュ・ヴァンのオンラインはたくさんの問題が無料で繰り返し出題されます。正解以外の選択肢も確認し、知識の幅を広げました。この勉強法をメインにしていた級友は多かったようです。オンラインアカデミーの繰り返しと一冊の問題集。それで十分でした。

過去問題集に関しては、1巡目に色々書き込みをしていたら、一週間位かかりました。そのうえ、答えが見えてしまって使えなくなり、新しく買い直して再チャレンジ。でも、解答率もスピードも驚くほど上がり、自信がつきました。結局、問題集は2巡で終わりましたが、1巡目に時間をかけたことは正解でした。先生は「5巡しましょう」と言っていましたが。


7. ポジティブに

私はどちらかというとネガティブ。そんな事情で、実家との行き来と勉強に疲れていた7月のある日、首都高で虹を見ました。思わず写真をスモールグループの仲間にシェア。「良い事あるでしょうか?」と。すると「虹を超えて皆で二次に行きましょう!」と返信が。思わずウルッ。期末テストも近づいて、追い詰められていた時期でした。そうして気持ちを引きあげてくれる仲間に感謝しました。

8. 一次、そしてその先

試験日は2回受けられます。私の場合、8月はほとんど仕事が無いので、初旬の最終試験の後、1か月で仕上げようと考え、1回目を8月下旬、2回目をその1週間後にしました。私としてはベストの選択でしたが、級友達の仕上がりは早く、私の試験の頃までにクラスの9割が合格。連日の合格ラインに少々焦り、早めようかな?とも思いましたが、その日程で母のお世話の方も手配済。結局そのまま。仕事と母から解放された日は1日中勉強しました。翌日勉強できる保証はなかったので。結局、仕上げ期間は無事終了。1回目で合格。よほどうれしそうに見えたのか、受付の人にも「よかったね」と言われました。

8月後半に受験を考えている方々。周囲を気にせず自分のペースを守ってください。ただし、勉強が順調なら、早めるのも可。早く合格して、楽になりたいですよね。

一次合格後は、体力・気力をリセットし、アカデミー・デュ・ヴァンの試験対策用のセットを買って小瓶に分けて、底に番号を振って、自宅でブラインドの練習。単発の講座もずいぶん受けました。先生によって表現やこだわり点が異なり面白かったです。ただ、自分の嗅覚や味覚に関しては「こんなに頼りないものか」、と落胆しました。

対策として、直前の食事の質のキープ。食べた物で、食後に飲みたい物が違いませんか?つまり、食事によってその後の味覚が少しスライドする気がしました。なので、テイスティングの直前はいつも白いご飯と水と決め、それで口中や喉をリセット。これは私には有効で、二次試験の朝まで続けました。それに、二次対策は度数の高いものも口にします。空腹はおすすめしません。


9. どこも捨てない

実際の問題は非常にベーシックでした。「これなら、受かる!」と思いました。苦手な分野や国でも最低限の勉強は必須。まんべんなく準備しておいてよかった、と実感しました。


10. 自分の進化

二次結果発表の日、スマホの画面で自分の名前を見たときは本当にうれしかったです。知り合いのソムリエさんから、「ぼくは1回目の2次に落ちました。」と失敗談を聞いていたので、どんなに練習しても気持ちに余裕はありませんでした。一次の時よりも不安でした。

合格で得るものは、ぶどうのバッチだけではありません。生活の見直しから得た自分流の勉強法。チャレンジへの自信。様々な経歴をもった友人。そして、その友人達や私の視線は今、昨年の勢いそのままに、既に次の目標に向かっています

最近のニューノーマル化、デジタル化、職場の変化。私がこれらに対応できているのも、昨年のワイン受験で身に着けた「なんとか乗り越える術」のおかげだと思っています。皆さんの「今」はきっと次のチャレンジにも役立ちます。

実は昨年、私は「母や妻であること」と「ジム」は諦めました。「高齢の母の娘」と「受験生」と「アルバイトで働く人」に徹したのです。抱え込まないことにしました。

大好きなワインの勉強です。虹を見て涙ぐんだ私からでは説得力に欠けますが、あまり負担に感じず自分のスタイルで「しなやかに」ゴールしてください。次の景色を見てください!

今からでも間に合います。

長くて拙い文章、お付き合いいただいてありがとうございました。

皆さんの合格を信じています。You can do it.



講師から

たか子さんの体験記を読んで感じたのは、「手放す」勇気と、人に頼れるしなやかな心持ちがあることです。大人は100%勉強できる環境にはないものです。全て抱え込んでしまっていたら、たちまちパニックになってしまいます。そんな中、いろいろなものを手放して、お母様のこと、ご自身の勉強に打ち込まれたことは本当に良い選択だったと思います。また困ったときに弱音を吐ける仲間がいたことも本当に心強かったですね。これを読んでくださっている皆さんにもそんな素敵な仲間ができることをお祈りしています。


北園たか子さんの合格体験記前半⇒こちら

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

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