【合格体験】WSET L3は普段の小さな積み重ね
群馬県前橋市から通ってくださった山下さん。レッスンも中盤にさしかかったときに、パンデミックとなってしまいました。授業が途中で延期されたりと大変なシーズンもありました。どのように準備されたのでしょうか。
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山下美帆さん(2021年2月受験 WSETL3一発合格)
私がWSET Level3の試験を受けたのは、2021年2月。本来予定していた試験がコロナ禍で延期になり、ADVでの授業からは少し時間が経過しての受験となりました。やったことは、とてもシンプルです。反省点も含めて参考になれば幸いです。
■授業を受けていた期間
記憶するJSAとは違い、理解と応用力が必要なWSETは、普段の小さな積み重ねを習慣にすることが分かれ目になると思っていました。
(1)シンプルに予習と復習
紫貴先生が授業前に送ってくださる資料をもとに教科書を読み、該当範囲の問題を解いてから授業に参加しました。授業が復習になるので、理解が早かったです。また、帰りの電車は復習の時間にあてました。
(2)テイスティングの機会を大事に
授業でのテイスティングをしっかり行い、課題で出されるドライテイスティングは必ずやりました。先生に解説いただけるテイスティングの機会は本当に貴重です。
↑毎回、提出したドライテイスティング。あき先生が添削してくださるので、テイスティングの書き方は、あっという間に身に付きます。
↑授業も全身全霊受けます
■授業が終わり試験までの期間
受験対策講座※にも通いました。以下は自宅で行ったことです。
(1)テキストを読み、問題を繰り返し解く
練習問題を実際に解くことで、毎回、少しづつですが正解率が上がり、セオリーも深く具体的に書くことができたように思います。
(2)テキストを聞く
私は車通勤のため、通勤時間にテキストを読むことができません。そこで、テキストをテーマごとに自分で音読してスマホのボイスレコーダーに録音し、通勤中に繰り返し聞きました。
(3)地図を見ながらテキストを聞く
各国の地図を見ながら、録音したテキストを聞き、産地や栽培に与える様々な要因を画像として捉えイメージを膨らませました。目と耳から覚える勉強法は自分に合っていましたし、「読む・書く」がキツくなった時にも気分転換できました。
(4)自宅でのテイスティング
この頃夕食で飲むワインは「試験に出そうなワイン」ばかりでした。週3日程度、SATをなるべく見ないで、食事の前にテイスティングを行いました。
(5)クラスメイトの支援
私は群馬県に住んでおり、都内での自主勉強会に思うように参加できなかったのですが、それでもクラスメイトが練習問題やその書き方を情報を共有してくれたことはとても助けになりました。
※現在、直前対策講座は行われていません
↑録音して隙間時間を徹底利用
■反省点
①もっと早く取り掛かっていれば…
上記の受験に向けての勉強を始めたのは、実際は3ヶ月と切っていました。せっかく試験まで時間があったのに、正直、気が抜けた時期もありました。「もっと計画的に行っていれば…。」今さらですが弱い自分を反省。逆にコツコツ計画的に積み重ねれば、必ずよい成績で合格できます。
②自宅でのテイスティングの盲点 出題されそうなワインを予想して飲みましたが、気づかないうちに偏っていたようです。実際の試験で出された系統のワインが今となっては練習不足で、思うような結果が出せませんでした。
③授業からのブランク期間
感覚は本当に鈍るものです。特にテイスティングでは、当日の緊張も相まって、この影響を一番受けてしまいました。授業期間中に計画的に学習し、なるべく期間を開けずに受験されることをおすすめします。
1回の試験で合格することができたのも、熱心に教えてくださった先生方、一緒に頑張ったクラスメイト、そして家族のおかげです。WSETは本当に面白いです。資格をスタートとして、これからもワインの世界を広げていきたいと思います。ありがとうございました。
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講師から
前橋から通っていただけて本当にうれしかったです!またコロナで試験日程を後にずらされながらも、モチベーションを高く保って素晴らしいですね。山下さんは、かならずドライテイスティングを出してくださって、予習されていた姿も印象的でした。クラスメイトとの交流も大切にされて、情報共有されていたことも素晴らしいですね!
やはり1発で合格されるにはやはり秘訣があるのだなと思います。
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