【雑誌】Sommelier 180号

『JSA資格のトライアングル』に寄稿しました。

ASI、エクセレンス、一般呼称、SAKE Dip、SAKE Dip Internationalの5つの資格をもつのは何と全国で2人とか…すこし照れくさいですね。それを狙っていた勉強していたわけでなく、単純にスクール業務に役立つので受験していました。学んだことをきっちり、スクールでお伝えしていきたいです。

一定の点数をクリアすれば「合格」となる認定試験。その一方、コンクールでは他人よりも一点でも多く取らなければならないという特別な緊張感があります。緊張の質は違えど、どちらも達成感があり、ふり返ると「挑戦してよかったな」と思うものです。「失敗してもいいから、とにかくやってみよう」という初学者ころの気持ちを忘れずに取り組んでいます。


対策は「敵(=問題)」を知ることにつきます。大学受験でもまず希望校の赤本を買ってこないでしょうか。一般呼称やSAKE Diplomaは試験範囲が指定の「教本だけ」と決まっており、くわえて過去問が公表されたこともあるので準備はシンプルです。教本に忠実に練習問題を何度も解くことが合格の近道です。


その一方、エクセレンス、ASIは教本以外にも、インターネットリサーチや膨大な副読本が必要になります。過去問が一部しか公開されていないことも難易度を押し上げている理由でしょう。普段から「こんな出題がありそう」と予想したり、ソムリエ協会主催の勉強会に参加したりして、アンテナを張ることで対策しました。ASIについては、毎年森覚さんが開く、対策セミナーに参加して傾向や、採点方式を知ることが合格のキーになると思います。


SAKE Diploma Internationalは過去問がまったく発表されていないことに加えて、現時点では合格者が少ないので、情報収集について悩ましく感じました。そこで機関誌の「合格体験記」を何度も読むところから勉強をスタートしました。英語の教科書を頭から読むのは非効率と感じ、重要箇所から優先度を決めて勉強したおかげで40日弱の勉強で合格できました。


5つの資格をとっても勉強は終わることがありません。アスリートたちが試合後のインタビューで「すぐに練習したい」と答えているように、合格証を手にした後も「もっと勉強したい」と感じました。これからも自分に満足することなく、学びを深めていきたいと思います。

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

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