【合格体験記】GW明けからギアチェンジ

Step1から2のご受講後にソムリエ/エキスパート対策講座に入ってくださった井上祐美子さん。クラス会では仲間の写真を撮ってくれたりと献身的でクラスの人気者です。

そんな井上さん、最初の頃は、なかなか勉強のペースがつかめず苦労されていました。しかしGWを明けた頃から、自分に合った勉強法を見つけられたようです。自信をもって学ばれていた姿が印象的です。

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井上祐美子さん(2020年WE合格・水夜クラス)


昨年ワインエキスパートに合格した井上祐美子です。

ちょうど一年前のこの時期は、フランスやイタリアの範囲を終えたころで、私は自分の記憶力のなさに完全に自信をなくしていました。メドックの格付けをようやく覚えたのに、ブルゴーニュもロワールもまだまだ。DOCGも全然覚えられていない。まだ2か国なのにこんなにも覚えることがあるなんてこれからどうしよう。周りの人たちに大きく後れを取っているようで焦っていました。


1.すきま時間に繰り返す

自宅にいるすきま時間を利用してオンラインアカデミーの講義を繰り返し聞いていました。たとえば、朝起きて顔を洗ったりハミガキをしている間、食器を洗っている間など。何度も聞いているうちに全体像やエピソードが頭に入ってきます。

もちろん、ただ聞き流すだけでは用語や詳細を記憶することはできません。そこで、地図や用語をトイレの壁紙に貼ったり、格付けや用語をメモした紙を持ち歩き呪文のように唱えたり、できるだけ目に触れる機会を増やしました。一度で覚えることはできないので何度も「思い出す」ことを繰り返し、少しずつ記憶するようにしました。


2.予習をする・小テストを有効活用する

仕事や小テストの勉強で時間の余裕がないかもしれませんが、授業前の予習はできる限りしておいた方がよいです。事前に目を通しておくだけでも授業の理解度が全く違います。あき先生が出題ポイントや重要ポイントを書き込んだ資料を共有してくださっていたので(これは神資料です!)、事前にそれをテキストに書き込み、授業中に先生が話される解説やプラスアルファのコメントは一言も漏らさず記録する気持ちで授業に臨みました。

また、毎週憂鬱だった小テストも後から思うととても役立ちました。差し迫った期限があることで「集中して真剣に覚える」ことになり、それが毎週積み重なっていきます。小テストは結果に一喜一憂するのではなく、覚えるきっかけにするのがよいと思います。


3. 試験スタイルに慣れる

実践問題、Aki’s Check、オンラインアカデミーを繰り返し解き、出題パターンを理解することが重要です。最初は問題を解いても3割ぐらいしかわからず、問題を解くことが嫌になることもありました。でも何度も繰り返していくうちに何が出題されるのか、どのような出題パターンなのかコツが少しずつわかり解けるようになっていきます。

とはいえ、実はこのことに心から気づけたのはかなり後半になってからです。前半では「どうせ解けないからちゃんと覚えてからにしよう」と問題を解くのを後回しにしてしまい、効率的な勉強ができていませんでした。記憶はインプットよりアウトプットの時に定着するので早い時期から繰り返し問題を解くのがよいと思います。

私自身、覚えても覚えてもすぐに忘れてしまい、自分は他の人より記憶力が悪いのではないか、と何度も落ち込み心が折れそうになっていました。でも忘れるのは当たり前。忘れることを恐れず何度も繰り返していくうちに、目に見えなくてもその努力は必ず積み重なっていきます。皆さんのご健闘を心からお祈りしています。



講師からひとこと

隙間時間の活用、予習、アウトプット…どれもシンプルだけど、実際はなかなか行動に移すのは難しいこと。これをコツコツ続けられた井上さんはすごいですね。その後、井上さんはさまざまな資格試験に挑戦し合格し、今も別の資格試験の勉強にチャレンジしているそうです。このソムリエ/エキスパート試験が勉強法の土台になって、自信がついたと耳にしています。「人生100年時代」と言われている今、学ぶ力を身に着けて、人生豊かに生きたいですね。


紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

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