【合格体験記】学ぶことは楽しい

NTさん(WE合格)
〜学ぶことはいくつになっても楽しい〜
「好き」と「好きじゃない」。
これまで私の中のワインはこの2種類しかありませんでした。その「好き」や「好きじゃない」さえ、なぜなのかを表現することができない。ワインそのものは大好きなのに、なんかもどかしくてモヤモヤする。身近なんだけど、どこか遠い。私にとってワインはそんな存在でした。
けれど、この先ずっと様々なシーンでワインは私たちとともにある。そのワインのことを、もっと深く知りたい。「なんとなく」飲んでいたワインに、もっと近づきたい。
そんな思いで、ワインエキスパート試験を受けることを決めたのです。
大変な受験勉強が始まりました。この年齢(50代半ば!)での暗記の辛さと言ったら半端なかったです。それでも。学んだことが、それまでに飲んだワインの記憶に、パズルのようにパチンと繋がる時。私の中で、世界が少しずつ広がって来るのが感じられるのです。切れ切れだった知識の空間が埋まって、線になっていく感じ。面白くてワクワクしました。
合格はもちろん最高のご褒美でしたが、結果は別として。毎日毎日ワインに向き合って、
コツコツ学習を積み重ねたことで、気がつけば膨大な知識が身についていたこと。それこそが大きな宝物になっていたのです。
アルコール発酵のメカニズムも知らず。赤ワインと白ワインの醸造法の違いも知らず。スパークリングワインがなぜシュワシュワするのか考えたこともなく。そんな私が今は、ちょっと得意げに、ブドウ品種の特徴なんかを
語ったりしちゃいます。夫も、食事の時のワインを選ぶ役目を、私に任せてくれるようになりました。
今後は、「ワイン検定の講師」に挑戦してみたり、テイスティングイベントのアテンダントとして働いたり、ワインの魅力を多くの人に伝えていきたいと思っています。それにはもっともっと知識を深めないと。ワイン受験は、私の楽しみを大きく広げてくれました。
一大決心ではありましたが、良い選択をしたと思っています。

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

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