その分野の一流に会いに行こう
勉強が好きになる方法の二つ目は、その分野の一流に会いに行くことです。
中学1年生の時、私は社会科が大嫌いでした。その時の社会科の先生の話が面白くなかったからです。でも2年生の時に赴任してきた先生は、若くて新しい発想を持っていていろんな分野から熱心に社会科を教えてくださいました。「日本史もこんな切り口から学ぶと面白いな」と思い社会科の魅力に引き込まれたのです。
ワインの勉強も同じです。その道の第一線で働いている人に会いに行きましょう。
例えば、それはソムリエかもしれないし、ワイナリーで働いている人、もしくは有名インポーターで勤務している人、ワインライターかもしれません... でも一番身近なのは、ソムリエに会いに行くことではないでしょうか。
会える場所は、コンクール観戦、ソムリエ協会のセミナーなどもありますが、やっぱり身近なのはレストランです。
私は、石田博さんの働いている「L’aube」(赤羽橋)がとても気に入っています。理由はペアリングが日本で一番だと思うから。フレンチにギリシャワインやジョージアのオレンジワインなど「えー💦」という組み合わせを提案してくださいます。ちなみにお料理1万円、ワインセット1万円で、一人合計2万円で食べられます。価格がはっきりしているのもうれしいですよね。
何よりも、石田さんのキレキレのサービスがみられることです。石田さんといえば、2000年にモントリオールで開かれた世界ソムリエコンクールで3位に輝いた人物です。サービス料込みで世界を舞台に戦ってきたソムリエからサーブしてもらえるなんて夢のようだと思いませんか。
苦手意識というのは「のどのつっかえ」みたいなささいなことが原因かもしれません。ちょっとしたことがきっかけで、すっと楽になります。そのためには、その分野の魅力について、専門家から語ってもらうのが一番だと思うのです。
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