どうする?日本ソムリエ協会教本②
それでは具体的にどのように使ったらよいのでしょうか。
1. 興味のある国だけでも「読み物」として読んでみる
各チャプター、日本を代表するワイン業界の方が分かりやすく楽しく紹介してくださっています。たとえばフランスは柳忠之さん、イタリアは宮嶋さん。厚いので抵抗がある方もいらっしゃいますが、読み始めると案外するりと読破できるものです。昨年、8月に試験対策として必要に迫られて読んだ受講生の中には「実は面白かった」という声をあちらこちらから耳にしました
2. データは教本がバイブル
時々ADV本と日本ソムリエ協会の教科書ではデータが異なることがあります。その時は、日本ソムリエ協会のデータを試験用として覚えてください
3. 地図は日本ソムリエ協会のほうがいい
たとえばブルゴーニュは地図問題が非常に多かったです。ADV本の地図は北が上を向いているのに対して、下記の写真のように日本ソムリエ協会の地図は添付ファイルの通り北が上を向いていません。そして本番では後者のまま出題されるのです。地図がひっくり返ると案外わかりずらいものです。私は地図はソムリエ協会の教科書からコピーしてADV本に張り付けています。
地図は日本ソムリエ協会教本テキストより
4. 図、表、写真、絵はさらりと見れる
文章を読むのが大変でも図、表、写真、絵を見るのは簡単です。
たとえば今年の教本から掲載された樽の写真。私だったら「Barriqueは何リットルか」という問題とか思いつきそうです。
写真は日本ソムリエ協会教本より
たとえば「樽の種類の地図」も今年から掲載されました。私が出題者だったら、「ボルドーに一番近い樽の産地どれだ」とか「フランスで一番広域で造られている樽の産地どれだ」とかは問題を思いつきそうです。(ソムリエ協会の試験では新しく掲載されたところから出題されることが非常に多いです)
地図はソムリエ協会教本より
実際、問題作成をしている人も教科書をめくりながら問題を考えるはずなので、絵や図は目に留まりやすいと思うのです
紫貴あきのオフィシャルHP
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