【合格体験記】総合復習をしよう①

Ellen（エレン）さんは小さなお子さんを育てのながらの挑戦でした。しかし、いつも自分に言い訳することなく、とても熱心に勉強してくださいました。今年は「アウトプットの年」ということで、オンラインサロン「Ellenのワイン教室」を立ち上げて活躍されています

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Ellenさん（2019年 WE合格）

皆さん、初めまして、2019年度JSAワインエキスパート合格者のEllen（エレン）です。

現在、ワイン初心者向け、カジュアルにスマートとワインを楽しむワインサロン「Ellenのワイン教室」を運営しております。

私は4歳の子供を持つ母でもあり（当時は3歳）、普段は仕事、育児、家事と生活リズムが忙しく、幸いJSA受験時は、前職から離れることを決心しましたので、多少自分の時間が増えましたが、それでも子供の病気や習い事、起業の準備や家のことなど、慌ただしい日々でした。

状況は異なるかもしれませんが、皆さんもきっと仕事の合間で受験対策をされていると思います。まして今年はコロナの影響により、オンラインという未曽有の状況下ですから、不安も戸惑いも人一倍感じることでしょう。

微力ではありますが、この場をお借りし私の合格体験を皆さんに共有します。なにかヒントとなるものがあれば幸いです。

1. 作業を徹底的にアウトソーシングで時間捻出

限られた時間の中で勉強しなければいけないという悩みに、ほとんどの人が直面する壁でしょう。私の場合、育児と家事がもっとも厄介で、やろうと思えばいくらでも時間を費やせます。

そこで「今最も大事なことはなんだろう」と考え、育児はパパと相談して多めに負担してもらったり、適度にシッターさんを呼んだり；家事は週一回の掃除代行、料理代行をお願いし、徹底的にアウトソーシングして、時間を確保しました。代行などをお願いすることにより、家の清潔や健康な食事をそのままにし、保育園時間の9時～17時の間、たっぷりと勉強に集中することができました。

すぐにわたしと同じことができない方もいらっしゃるとは思いますが、きっとあなたにはあなたなりの人脈、手段があると思います。特に最後の1ヶ月、1ヶ月だけなら、家族や親せき、職場の方など、無理を言える相手がいらっしゃるのではないでしょうか。ぜひ恥ずかしがらずにお願いしてみることをおすすめします。

そして、合格した暁には、おいしいワインでしっかりお礼をしましょう。

2. 戦略的に勉強する

最後の1ヶ月ともなると、自分の得意分野や苦手分野が分かってくると思います。この限られた時間で、

① 得意分野で完璧に点を取る、苦手分野は捨てる　

② 苦手分野に時間を費やして平均点を上げる

どっちの道を取るかで、勉強方法が変わってきます。

例えば、私の場合、ドイツ語が馴染まなく、ドイツやオーストリアが最も苦手、ほぼ点が取れない。更に言うとスペインなんかも、割とすぐに忘れる。イタリアはずっと勉強しているわりには、イマイチ。そんな状況でした。そこで私が取った行動は、苦手分野をある程度諦めて、得意分野のフランスと新世界を復習しながら、次に苦手なスペインとイタリアをちょこちょこ覚える方法です。

つまり、①に近い方法ですね。

具体的にはドイツとオーストリアは地図やブドウの品種など、最低限のことはするけど、それ以上は望まない。スペインやイタリアは事前に作ったゴロ合わせを復習したり、過去問を解いたりすることで記憶を強化。そして得意分野の知識が退化しないよう、地図、教科書、過去問、難易度の高い問題にもチャレンジしました。

そうやって今一度冷静に自分の現状を見直し、戦略を立て、合理的に時間を使うことによって、確実に点数を稼げたのではないかと思います。

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講師からひと言

大人の勉強は本当に大変です。理由は学生と違って、勉強が本業ではなく、仕事、家事、育児も並行で行わなければならないからです。エレンさんのように優先順位を決めること。また家族に協力してもらうことは本当に大切なことです。以前、ソムリエ協会の石田博さんから、「職場に多少の迷惑をかけても、挑戦することが大切。また結果を残して恩返しをすればいい」とアドバイスされたことがあります。もし、今忙しい職場にいる方も、石田さんの提案のように「結果」で御礼しませんか。

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