なぜテストが大切なのか
「テスト」と聞いただけで拒絶反応を起こす人がとても多いものです。確かに気持ちのいいものではありません。でもこのテスト、合格のための重要なステップということをご存知でしょうか。
アカデミー・デュ・ヴァンの受験対策講座では、2回目から前回学んだことを小テストしていきます。合格した先輩たちは「1回1回の小テストや期末が大切」と口をそろえて話してくれます。感覚的にはわかるものですが、このテストの重要性を調べた人がいるので下記にシェアします。
次の文章は東京大学薬学部教授の池谷裕二先生の『受験脳のつくり方』からの抜粋です
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脳には「インプット」と「アウトプット」があります。覚えた情報をもとにテストを解いたりする行為が「アウトプット」です。
下記の図はスワヒリ語の単語を40個覚える実験結果です。A~Dの4つのグループに分け、40個をすべて覚えるまで暗記とテストを繰り返します。どのグループも40個覚える早さに差はありませんでした。AとBは40個の単語をすべてテストを受けてもらいました。ところが1週間後に同じテストをすると好成績だったのはAとBのグループだったのです。つまり、暗記をするためには、テスト(アウトプット)することが大切だということが分かったのです。
(写真は池谷裕二先生の『受験脳のつくり方』より)
12年間、受験対策講座で担当していた経験では、小テストの点数がそのまま本番の結果になっていると感じます。小ストで6割しか取れなかった人は本番も6割しか取れません。コツコツ7割を取っていた方は本番でも7割とれるものなのです。この経験からも小テストを軽んぜずトライする意義を学ぶことが出来ます。
大人の勉強は完ぺきを目指さず、まずは8割でいいと思います。もちろん満点目指していただいてもかまいません(笑)
すべてのクラスでスモールグループを結成しました。期末試験まであと5週間。期末で良い点すが取れれば合格はかたいはず。まずは目の前のテストを1つづクリアしていきましょう。
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