コンクールをふり返って

コンクールについて応援していただいて本当にありがとうございました。

一部厳しいお声もいただきました。しかし大半が選手を奮い立たせるような温かいコメントで大きな励ましになりました。


1.挑戦のきっかけは3年前

ワインアドバイザーがソムリエに統合されたのが2017年。私がワインアドバイザーコンクールで優勝したのは2016年末のことでした。

優勝の御礼をかねて石田博さんのレストラン「L‘aube」をたずねたところ、石田さんから「来年3月(2017年3月)の全日本ソムリエコンクールをなぜ受けないのか」「職場の人に多少迷惑をかけてもチャレンジして結果で返すべき」「1度チャンピオンになったからといって満足してはいけない」と言われていたのです。

アドバイザーコンクールの優勝を勝ち取るためにありとあらゆるものを犠牲にして挑戦していたこと、なにより疲労がたまっていたので3か月後に迫ったソムリエコンクールにエントリーする元気すらありませんでした。

しかし結果は後悔です。後輩たちが予選を通過し、本戦で堂々と戦っているのを見て、「なぜ自分は挑戦しなかったのだろう」と自責の念が募りました。実はこの後悔の念を糧に、この年から少しずつ2020年のコンクールに向けて準備をはじめたのです。


2. 3年越しの長期計画

2017年の全日本ソムリエコンクール観戦をし、サービス実技試験に関して早急に練習する必要があると思いました。1つは試験を通じて基本的な動作をクリアすること。サービス試験をともなうASI International Sommelier Diploma、Certified Master Sommelierにチャレンジし合格しました。2つめに挑戦できる各種コンクールに出場することです。ポルトガルコンクールやボルドーワインコンクールにエントリーし続けました。実技試験を伴うコンクールではじめて3位入賞できたのがボルドーワインコンクールです。ワインアドバイザーコンクールで優勝しとき以上に嬉しかったものです。


3. SAKE Diplomaコンクールからの全日本

予想以上に厳しかったこと。それは2019年末に開かれたSAKE Diplomaコンクールの本戦までコマを進めることが出来、それが終わった時には全日本ソムリエコンクールの予選まで、すでに99日しか残されていなかったことです。SAKE Diplomaコンクールでの敗退に落ち込み、疲れを癒している場合でなく、翌日からワインの勉強にスイッチしました。


コンクールをふり返って⇒その2

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

0コメント

  • 1000 / 1000