コンクールをふり返って2

4.予選を通過してからのほうが厳しい

想定はしていたものの予選を通過する前よりも、通過した後のほうが大変でした。本戦では学科に加えて、テイスティング、実技、英語でのオーラル試験も含まれるのでカバーしなければならないタスクが広いからです。くわえて予選を通過したあとはマインドコントロールがとても難しいものです。戦う相手が見えていることもあり、どうしても他者と自分を比べて「自分なんて」と思い込んでしまう癖がわたしにはあるのです。自己評価は高すぎても低すぎてもダメなもの。しかしわたしは自己評価がいつも低いので、いつも心のどこかで「どうせ準々決勝も突破できないよ」「誰にも期待されていないよ」という風に考えていたのです。いわゆる「気持ちで負けている」状態です。


5.コーチングがとても役に立った

そんな中、わたしにとってとてもラッキーだったのは、ご縁があってコーチングをうけることが出来たことです。張本伸子さんという方から約3か月間2週間に1度コーチングしてもらいました。自分がどのような状態までいったら「やりきった」「満足」と思えるのか、また時には不安を吐き出すこともありました。今振り返れば本当に充実した時間だったと思います。不安で心が曇っていたのが、透明感を増すように変化していくのを感じました。本戦を晴れやかな気持ちで臨むことが出来たのは張本さんのコーチングのおかげだと思います。


6.アスリート的な生活

勉強以外でも気を付けていたことがいくつかあります。1つは睡眠。熟睡するためにカフェインの摂取コントロール、軽い運動、入浴の管理、日光浴をしていました。2つめに食事、3つめに「(望まないこと)をやらない力」を高めるトレーニングです。望まないこととは「スマフォを見る」「SNSをダラダラ見る」といったことです。ちょっと変わっていると思いますが、歯を磨く、ドアをあけるなどの何気ない動作を左手で行うことでトレーニングしていました。「好きなもの絶ち」も「やらない力」を高めるのに効果がありました。わたしはアイスクリーム、プリン、ティラミスといった甘いものが大好きなので4カ月間そういったものを一切口にしないと決めて、それを実行していたのです。勉強に関係なさそうですが「意志力を高める」という観点ではとても重要なトレーニングになったのです。



※張戸伸子さんのコーチングのページ とってもおすすめです!

コンクールをふり返って⇒その3

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

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