【合格体験記】2次の作戦を練ろう①
岩下さんは、中間テストでも満点をとりとても優秀な成績を収められました。最後には「勉強が楽しくなった」とおっしゃっていたのが印象的です。2次も作戦を練って効率的に勉強されていたようです。
岩下妙子さん(WE 2019年合格)
1 二次試験に至るまで
皆様こんにちは。岩下妙子と申します。
私は2018年秋にADVの Step1 紫貴先生のクラスに入り、先生のお勧めもあり、そのままJSA受験対策講座に進みました。
ワインスクールに通い始める前は全くのワイン初心者で、赤ワインと白ワイン程度の認識しかありませんでした。
こんなですから、レストランで美味しいワインに出会えるかどうかは、人任せ、運任せで、出されたワインが好みではないことも少なくありませんでした。多少なりとも知識をつけて自分の好みの品種を探り、料理とのマリアージュも理解した上でワインを選びたい!これが通学のきっかけです。
2019年3月受験クラスの初日は私の誕生日でしたが、暗記がつらい立派な年齢です。さらに長いこと家庭にいて記憶という作業から遠ざかっていたので、まずは脳にオイルをさすところからスタートという次元でした。でも一つ、大きなアドバンテージがあります。それは時間に余裕があるということ。力不足は勉強量でカバーしなければ!
受験勉強が始まってすぐに思ったのは、「これは勉強というよりトライアスロンのようなもので、諦めたらそこで終わり。」ということでした。
そして、これまで何事も三日坊主だった私にしては珍しく、諦めずに続けることができたのは、受験生のモチベーションが途切れることのないように伴走して下さった、紫貴先生のご熱意と献身と数々の工夫のおかげと思います。心より感謝申し上げます。
さて、今回は二次対策についてということですので、私の体験をお伝えしたいと思います。
2 二次合格への仕組み作り
7月末に一次に合格した後、しばしホッとしているうちにあっという間に8月も半ばを過ぎ、テイスティング講座を先生のお勧め通り10講座以上予約しました。8月末はADVの講座があまり設定されていなかったので、他のワインスクールにも少し通いました。慣れ親しんだ ADVの教室とは異なる机、照明、コメント用紙に戸惑いましたが、この経験があったので、本番の試験会場ニューオータニであわてずに済んだと思います。
前述の通り、私はワインの経験値が低かった為、二次には不安を抱いておりました。受験クラスでもテイスティングのご指導はありましたが、前半の講義に集中して、その上に小テストを受けるともう疲れ果ててしまい、あまり身になっていませんでした。
はたして、あと1ヶ月で品種がわかるようになるのでしょうか?
そこで、たとえ目の前のワインがなんであるのか確信が持てなくても合格できるよう、安全策を講じて二つの仕組みを考えました。
2−1 香り以外の項目で着実に得点する
外観 8
香り 12
味わい 10
評価 3
計 33 (毎年変わる可能性あり)
香りを除いた項目は23、なんと全体の7割で、合否を左右する大きなボリュームです。しかも単純にパターン化し易いところなので、ここで点を稼ぎます。濃淡と色調の判断が最初の分岐点となるので、ここは意識してトレーニングします。
また、用語の選択用紙がなくても、ある程度は言えるように覚えました。澄んだ、輝きのある、紫がかったラズベリーレッド、やや濃く…といった感じです。
ADVの用語選択用紙に慣れ過ぎていると、各用語の位置をイメージで記憶してしまっていますが、本番では用語の配列も多少変わります。あわてて探しているうちに時間は過ぎていきます。ある程度覚えているとサクサク選べて、時間に余裕がでます。試験のあとで、時間がギリギリだった、最後までたどりつけなかったという声も多く聞いたので、これは練習しておいてよかったと思いました。細かい話ですが。
後半につづく⇒岩下さんの合格体験記②
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