【2次試験】試験にはルールがある

試験向けて読んでおきたい参考図書をご紹介します


「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、ワインの試験ごとにテイスティングの採点ポイントというのがあります。


たとえば世界で一番有名なWSET®では酸は「低い⇒中程度⇒高い」と表わしますが、JSAでは酸が「爽やか、なめらか、生き生きとした」といった形容詞で表します。JSAが主催するコンクールなどでは、「酸が高い」と書いても1点ももらえません💦


スポーツと同じでルールがあるのですから、その試験のルールにのっとり、テイスティングする必要があります。


そのルールを知ることができるのがこの1冊です。

1.『テイスティングは脳でする』

ソムリエ協会が出版している本で、一般書店では販売しておらず、協会のインターネット販売のみですので気を付けてください。著者は石田博さんと中本聡文さんです。ここにソムリエ協会のテイスティングに関する考え方がのっていますので、必ず一読しておきましょう。


試験の模範解答を作成する係は2~3年に一度変わっていますが、その作成者もこの本を読んで勉強しているので、おのずとこの本と同じ考えで解答がつくられていると考えていいでしょう。



2.『10種のぶどうでわかるワイン』

なぜ、カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴香は「ピーマン」でなく「メントール」なのでしょう。答えはこの本に書いてあります。


『10種のぶどうでわかるワイン』は日本ソムリエ協会で役員を務める石田博さんの御本です。ここに「カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴香はメントール」と書かれているのをご存じでしょうか。それ以外にも、甲州のスパイシーさを「丁子」などとこの本では表現しています。このように試験のヒントがたくさんちりばめられている1冊なのです。読み物としても面白く、ソムリエを目指す日知には「うんうん」頷けるところもあるとおもうのです。



試験の大鉄則として、終わった後に「あ~、あれやっておけばよかった」という後悔を残さないようにやることです。やるべきことをちゃんとやって、試験にのぞみたいものです。

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

0コメント

  • 1000 / 1000