56日チャレンジ!独学でチーズプロフェッショナル試験3

2次試験をどう乗り切る?

2020年、新型コロナウィルスのため、予告なく試食がなくなりました。受験生はそのことを当日まで知らず、例年通りの試食メインの準備をしていたせいでしょうか、多くの優秀な方が不合格になりました。実際、2020年度の合格率は41%。2次試験が難しいのは、ワインと違って課題が毎年まちまちで、全く想像がつかないところなのです。


1.何が起きるかわからない

2021年度も試食があるか/ないかは不明。そのために、どちらのパターンも想定して準備しました。どちらも用意しておけば、本番どうなっても自分は大丈夫だという確信がもてるのでおすすめです。


2.1次同様過去問をチェック

1次試験で、2014年度と2015年度から全く同じ問題が出たことを体験して、2次試験に関しても出来るだけ過去にさかのぼって問題を解いておきました。このとき、必ず解説を読むことが大切です。2021年度に出題された「プライスカードを作成せよ」は2007年に、「セミナーを提案せよ」は2014年に類問が出題されており、解答作成のポイントが記されています。(前述のとおり過去も問は『ワインとグルメの資格の教室』の古本から入手)。その解説を読んでいたので、本番、プライスカードの作成をするときにも、確信をもって答えることができました。


3.高地トレーニングをする

本番より少し厳しめの条件で解答を仕上げる癖をつけておきましょう。本番は時間との戦いです。普段から短い時間で練習しておけば、当日は楽に感じます。


4.スクールの利用

1次試験は独学だったために、2次は3つのスクールに通いました。アカデミー・デュ・ヴァン、レコール・デュ・ヴァン、かじたいずみチーズ教室です。授業中はひとことも聞き漏らさないつもりで、全身全霊で受講。どのスクールも、若干フォーカスしていることが異なるので、多角的視点で情報収集することができ、抜け目なく用意することが出来ました。最近はZoomで受講できるスクールも増えていますが、わたしはフェイストゥフェイスでの受講をあえて選びました。理由の1つは独特の緊張感を味わえること、2つめにその場でコメントを採点してもらうことができ、そのフィードバックが非常に学びになったからです。

左からレコール・デュ・ヴァン、アカデミー・デュ・ヴァン、かじたいずみ教室の二次試験対策


5. 試験を通じて2つの学び

この試験を通じて学んだことは2つあります。

7月の2週目からの準備は、まあまあ精神的には堪えるものがありました。「3月から勉強を始めている人に追いつけるかな」というネガティブな気持ちで取り組んでいたのです。しかし気持ちが切り替わったのが、コーチからの言葉です(有料でコーチングを受けています)「濃度をあげてやれば、3月から準備している人に引け目に感じる必要はない」と。そこから、気分はまるでインターハイを終えた高校生です。集中力を高めてがっつり勉強をしました。やはり勉強は時間でなく濃度だ、と学びました。

そしてもう1つは、「不合格になるかも」とまだ起きてもないことを心配するより、最善を尽くすこと。これ以上ないというくらい準備をすることです。ベストを尽くしていれば、どんな結果になっても後悔がないと思うのです。これは全ての試験に該当しそうです。

合格体験記4はこちら

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

0コメント

  • 1000 / 1000