56日チャレンジ!独学でチーズプロフェッショナル試験1
7月2週目からチーズプロフェッショナル(以下、チープロ)の試験を受けることにしました。試験は8月29日。一般的にこの試験は3月から準備する試験です。ところが、準備していたとあるコンクールが受験できなくなり、急遽1次試験56日前からチャレンジすることになったのです。
1. なぜ受験しようと思ったか
20代からワインの上位資格取得やコンクールにフォーカスしてきたため、チープロは後回しになっていました。そんな中、いつか受験しようと思うきっかけになったのが、2018年のアジア・オセアニアコンクールで優勝した岩田渉さんのテイスティングコメントです。日本チーズのことに詳しく言及されていて、とってもいいなと思ったのです。わたしが今回資格取得を目指したのは、単に資格が欲しいからではなく、授業やコンクールでチーズについてもう少し丁寧に言及できるようになりたいというのが背景にありました。
2. 56日でどう準備するか
大人は仕事、家事もあり、社会的責任もあり、24時間勉強に時間がさけるわけではありません。限られた時間を有効に使うためにわたしが工夫したことを下記にまとめます
①過去問から攻める
大学受験でも、まず希望する大学の「赤本」を買ってこないでしょうか。それと同じです。
ワインというフィルターを通して、フランス、イタリア、スペインのチーズの名前はほぼ知っていたのですが、直径、重量、詳しい製造方法は全く知りませんでした。それでもまず過去問の答えを見ながら一度解き、どんな問題が出ているか把握するところから始めました。「分からないのに問題を解いたって」と思われる方もいるかもしれません。でも短期間で合格するには、答えを見ながら過去問を一読しておくことは非常に重要な作業だと思うのです。
このとき使用したのが下記2つです
・ワインとグルメの資格と教室
・チーズ教本を2冊購入し1冊は自炊
▼ワインとグルメの資格と教室
この本にはチープロの過去問が5年間分載っています。さらに嬉しいのは、詳しい解説が掲載されていることです。この本のバックナンバーをAmazonで探し、過去問は2003年まで遡っていました。よく「過去問は5年分で十分」と言われますが、2007年ぐらいまでは遡って解いておいて本当によかったと思いました。このことは後述します。
▼チーズ教本の自炊
余分に1冊購入しスキャンします。(あくまでも自分の勉強ため用に)「Ctrl+F」機能で、教科書のどこに何が書いてあるかがわかります。
過去問を解きながら、紙媒体の教科書に何年に出たか印を入れていきます。これをすることで、どこが頻出か一目瞭然です。たとえば、「チーズの加工をするために所轄の保健所から乳製品製造業が必要」は21回中10回きかれており、2021年度の本番の試験でも出題されました。
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