【合格体験記】最短合格11の秘訣
月曜クラスで級長を務めてくださった佐藤弥生さん。明るくてクラスの人気者です。スモールグループ対抗戦では、勉強がゆっくりだった方を引き上げて見事にクラスで最優秀チームになりました。いったいどのような勉強法をされたのでしょう。
(佐藤弥生さん 2021年エキスパート合格)
2021年月曜クラスで紫貴先生にお世話になった、佐藤弥生と申します。
私はフルート演奏の仕事をしてますが、コロナ禍で自由になる時間が出来たので、この機会に何か別の事にチャレンジしてみたいと思い、ワインエキスパートの勉強を始めました。
もともと、音楽の勉強で何度もヨーロッパに行った経験があったので、場所を思い描きながらの歴史を含むワインの勉強はとても楽しかったです。
とは言っても、飲食店やお酒の勉強をした経験が無い私にとって、ワインの勉強は0からのスタート。本当に大変でした。
そんな私がなぜ合格出来たのかを書かせていただいたので、少しでも 参考になる事があれば嬉しいです。
皆様も、ワインという飲み物を通して、それぞれの国の文化に触れながら、時には辛い勉強も、クラスメイトと共に切磋琢磨して乗り越えて欲しいです。
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最短合格 11の秘訣
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①朝起きたら陽の光を浴びる
私が朝起きてまずやることは、カーテンを開けて、陽の光を浴びる事です。陽の光を浴びるのは、人間の体内時計をリセットし、生活のリズムを整える効果があるそうで、身体を目覚めさせ、よしっ!今日もやるぞ!という気持ちにしてくれます。
②朝の勉強を習慣化
毎朝、30分でもいいから勉強をする癖をつける様にし、徐々に時間を長くしていく。とにかく気が乗らない日があっても机に向かう。
習慣化に必要な期間は21日間といわれているそうで、21日目をクリアすると、歯磨きをするのと同じように、モチベーションなんて考えなくても、やることが当たり前になり、毎日勉強しないと気持ちが悪い感覚になっていきます。
なので、まずは21日間!!
そして、午前中の勉強は暗記にむいているそうです。今日はメドックの2級を覚える、とか、範囲を決めながら朝の短時間の集中で覚えていく事をしていました。こうやって、勉強をするための生活リズムを作っていきました。
③声に出す。書く。
暗記する時は、ひたすら声に出しながら、書いて覚える事をしていました。声に出すと、自分の喋った言葉が脳に響いて、覚えが早くなる気がします。
④替え歌55曲以上
慣れない横文字ばかりの産地や品種、これをどうやって覚えたかというと、私に1番向いていたのは、替え歌を作ったことでした。替え歌1曲で10個以上の産地を一気に覚えられます。
そして、お風呂でもどこでも、声を出せるところで歌いまくる。1度しっかり覚えた歌はいつでも思い出せます。すると、試験が終わった今でも忘れずに覚えていられます。
替え歌を作る時のポイントは、童謡や、あまり長くない曲で、いつでも思い出せる歌で作ること。産地であれば、「最大」「最小」「最北」という言葉も歌に組み込むこと。
例:曲:「山の音楽家」を使って、
🎵わたしゃ→ ボージョレー
音楽家→ サン・タムール 北
山の小鳥→ ジュリエナス
上手に→ シェナス 最小
フルート吹いて→ ムーラン・ア・ヴァン
みましょう→ フルーリー (続く~)
という様な感じで、この曲だけでクリュ・デュ・ボージョレーの10個の村名、最北、最大、最小まで覚えられます。(文字で書いただけでは伝わりにくいですよね…皆さんの前で歌いたいくらいです 笑)
この試験のために作った替え歌が、気づいたら55曲以上あって、今でも時々思い出して歌うのですが、私の記憶の財産になっています。
⑤語呂、エピソード記憶
替え歌の他にも、語呂を作ってみたり、あき先生が授業中に話してくれたエピソードをメモしておき、他の人にそのエピソードを話してみたりしてました。すると、人に話すというアウトプットをする事で記憶が定着してくれます。インプットもアウトプットもどちらも大事!
⑥白地図に書き込む
イタリア、スペイン、ポルトガルなど、暗記量の多いところは、白地図に産地や品種情報を書き込み1枚にまとめて、部屋に貼ったり、毎日見れる様に持ち歩いてました。地図に書き込みしておくと、映像記憶として頭に残り、試験の時に思い出しやすかったです。
⑦毎週の小テストは満点目指すつもりで。
試験内容は膨大な量なので、1度覚えたつもりでも、新しい範囲が始まるとすぐ忘れてしまいます。でも、小テストのために1回ガッツリ覚えたものは、試験前にやり直した時にすぐ思い出す事が出来ます。なので、毎週の小テストを満点取るつもりでしっかり覚えていきました。覚える→忘れる→覚えるの繰り返しで、忘れなくなっていきます。
⑧スマホに全ての情報を入れて持ち歩く。
あき先生が事前に、過去試験に出た箇所に印を付けてくれたり、語呂やエピソードを書き込みしてくれた教科書のデータをくれていたので、毎回の授業時に印刷して持って行き、そこに更に書き込みし、⑥に記載した、地図と共に全てスキャンして、いつでも見れる様にスマホに入れてました。それを、電車の中でも、お風呂でも、仕事の合間でも、少しでも時間があれば見て暗記してました。試験本番の1ヶ月くらい前からは、休みの日は毎日10時間以上の勉強をしていたので、早いうちからまとめたものが凄く役立ちました。
⑨国ごとだけでなく、横の繋がりも分かるように。
最初は国ごとに覚えるのでいっぱいいっぱいでしたが、だんだん横の繋がりで覚えた方が良い事も出てきます。
例えば、緯度、気候タイプ、川や山、ワイン法制定年や、ブドウ品種1~3位など、最低限必要な事を、添付した写真の様に、国ごと横並びでまとめを作っておくと思い出しやすくなり、試験当日もギリギリまで見てられるので、とても便利です。
私は凄く細かいことまで書いてしまってますが、もっと情報を少なく、最重要箇所だけ書いても良いと思います。
⑩試験前は問題集を何度も繰り返し徹底的に解く。
「ソムリエ試験対策問題集1200」や、林真由美先生の「最強の問題集2800+」を最低3周は繰り返し解きました。
問題を解く時は、まず4択を見ずに自分で答えを考える→その後4択を見る→正解以外の残りの解答も全て分かる様に、解説もよく読む。を繰り返しました。
なぜここまでしたかというと、私は試験前から、エキスパート合格後、実務経験を積み、ソムリエの試験も受ける気持ちがあったので、仕事をする時に困らない様に、選択するのではなく、自分で考えて答えを出す事を心がけていました。
⑪スモールグループに入る
後半であき先生クラスは勉強用のスモールグループを作ります。
いわゆるスタディグループで、このグループに入る事で、挫折してしまいそうな気持ちを踏ん張り、皆で乗り越えていくモチベーションが手に入ります。
また私は、級長&グループ長を兼任させていただいてたのですが、その事が良い意味での軽いプレッシャーとなり、小テストでいつも皆の代表として良い点数を取り続けたい、私がムードメーカーになってグループのモチベーションを高めながら一緒に頑張っていきたいと思えていました。私もこのグループ制度があったからこそ、今があると思っています。そして合格後の今でも、頑張った仲間とワインを一緒に飲みながら、情報共有したり、楽しい時間を過ごしています。大人になってから、ここまでの仲間が出来るとは思ってもみなかったので、本当に嬉しく、一生の宝だなと思っています。
最後に
長くなってしまいましたが、私が日々心がけていたことや、合格するためにやってきた事を書きました。
試験が近くなるにつれて、本当に合格出来るのだろうかと不安がよぎると思いますが、あき先生がポイント毎に仰ってくれる勉強方法を信じて続けていれば大丈夫です!
そして今私は、働きながら実務経験を積んでいますが、この勉強方法を頑張って良かったなと心から思ってます。ワインについての知識を得る事で、更にワインを飲むことが楽しくなります。今年1年の頑張りで違う世界が見えてきます!
皆さんも、自分に合う勉強方法を見つけて頑張って下さい!
応援してます!!
↑↑複数国の比較のために、佐藤さんがまとめた資料です。ここまでやれば無敵ですね。
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講師から
佐藤さんは、文字記憶、音声記憶、映像記憶、全てを使って暗記をされていた姿が印象的です、なかでも、もともと音楽のお仕事をされていたせいか、替え歌が誰よりも多かったようです。100人いたら100通りの勉強法があるものです。佐藤さんに合う勉強法が見つかったこと、また学びに習慣が出来たことは本当に財産ですね。現在も、佐藤さんはアカデミー・デュ・ヴァンで学びを続けてくださっています。どんどん階段を駆け上がっていく佐藤さん、本当にかっこいいです。
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