【合格体験記】イタリアを征する2
フランスに滞在経験のある若松猛さん。フランスまではスムーズに勉強に取り掛かれていたようです。「しかしイタリアやそれ以外の産地で少々苦戦した」とか。でもそれを微塵も感じさせないほど優秀な成績で卒業されました。どんな勉強法だったのでしょう
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若松猛さん(2019年WE)
3.知識のグレードを分ける
ソムリエ教本やADVのテキストをいきなり丸暗記できるならば、そもそも学校に来る必要はありません。授業で暗記する優先順位は紫貴先生がきちんと説明してくださいます。ただ、それでも苦しい場合はどうするか。一旦、矢野ゴロに出てくる知識だけに絞って暗記してみましょう。これだけでも小テストは8割以上になります。知識には、確実でなければならないものとなんとなくわかればよいものがありますが、矢野ゴロに記載されていることについてをまずは明瞭なレヴェルまで高めてしまうのが重要です。そうすることで、より深いことも暗記しやすくなります。
4. 関連付ける
ランドマーク、観光地名を使ってDOC&DOCGを覚えたり、ヴェルメンティーノのシノニムがマルヴォワジ・コルスであることに気をつけたり、自分が今までに仕入れてきた知識と関係づけていきます。この作業は手間がかかるようでいて、暗記効率は抜群です。
5.演習をする
授業や矢野ゴロで強調されることは漏れなく過去に出題されているので、過去問演習することで確実に復習することができます。新しい知識が出題されるのではないかと恐れる暇があるなら、まずは一度出たものを間違えなくするということを優先すべきです。
6. まとめ
ノートにまとめようが、教科書を覚えたら片っ端から捨てていこうが、とにかく自分なりの暗記法を持っていることが重要です。語呂合わせでもいいでしょう。私の場合、ノート類は一切作らず、「Anki」(https://apps.ankiweb.net/)というソフトだけを使っていました。基礎的な知識の暗記から、間違えた問題の反復演習まで、全てこのアプリに一元化していました。地図はテキストから写メしたり、ワインボトルは他のサイトから拝借したり、覚えたいことを詰め込んだり、そういう作業に3時間程度使い、あとは隙間時間にひたすらアプリから出題されるがままに答え続けるという仕方で勉強していました。
私の場合は上記のような仕方で、苦手分野だったイタリアを本番で困らない程度まで得点できるようにすることができました。
とにかく、量に圧倒されて尻込みするくらいならば、とにかく量を限定していって、出来るところを少しずつ増やしていくというのが攻略のコツだと思います。
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紫貴あきから一言
わたしも「Anki」アプリ使っています。大人の勉強している人の間で徐々に浸透しているようです。よかったら皆さんも検索してみてくださいね。
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