2次試験対策の選び方①

2次試験対策のカリキュラムが発表されました。しかし種類が豊富すぎて選び方に困っていませんか。今回は選び方のポイントをご紹介します。


1.予算を決める

はじめに予算を決めておかないと大変なことになります。最初は「5コマだけ」と思っていても、結局心配になって湯水のようにお金を使ってしまい、秋口にはお財布が寂しくなってしまうからです。たとえば最大10コマとか、最大4万円といったふうに上限を決めておきませんか。1回1回の授業の集中力も増すのでオススメです。わたしが皆さんと同じように一般呼称を受けたときは5万円で10コマ受講しました。


2.1日2コマが限度か

平日は忙しいから終末にまとめて5コマ受講しようとお考えの方もいらっしゃるようです。しかしこのようなコマの取り方はあまりオススメではありません。1日に5コマも受講したら最後はフラフラになって、もはや意味がありません。1コマ90分と短いようでいて、テイスティングは案外集中力を使うもの。受講しても1日2コマというところでしょうか。例年、受講生を見ていると、3コマ目で「げっそり」しているようにも見えます。まとめて受講するよりも分けてご通学されることをおすすめします。


3.白テク・赤テクの位置づけ

「白テク」「赤テク」はどちらかというと言葉の選び方といった基礎的な内容(たとえばコメントは極力真ん中の軸に寄せる、軽い赤は「スミレ」重い赤は「ボタン」という具合です)になります。3月頭から講座をご受講いただいている方は、実は授業で同じことをやっているので、内容がかなり重複するでしょう。6月以降、来校してテイスティングの勉強している方はご受講されなくても大丈夫だと思います。ただしZoomでご受講されていた方ならば1度は受講して基礎的なことを知っておいても悪くないでしょう。


4.本番形式は2コマ程度でOK

本番形式は、試験当日と同じようにワイン4本、その他の酒2本を試飲するレッスンです。この時、本番さながら時間を計り、マークシートに塗りつぶしていきます。レッスンの目的は「本番を模擬体験すること」。たとえばマークシートに転記するのにどれくらい時間がかかるのか、1本に何分かけられるのか体験する…といった具合です。つまりこの講座を受けたからと言って著しく試飲能力がアップするわけではないのです。以前、この本番形式ばかりを6コマ取っている受講生を見かけましたが、2コマぐらいで十分だと思います。それよりも試飲能力を確実に上げたい方は「比較試飲」できる下記の講座がオススメです。


2次試験対策の選び方⇒Part2

☝ワイン以外のお酒は仲間との練習会で予算セーブ(先日の練習会の写真です)

紫貴あき:夢を叶えるブログ

女性ソムリエ/ワイン講師 アカデミー・デユ・ヴァンや各種メディアでワインの魅力を発信中。 ーーーー 全国アドバイザーコンクール優勝 オーストリアコンクール優勝 ボルドーワインコンクール3位 WSET®スカラシップ受賞 全日本ソムリエコンクールセミファイナリスト ーーーー WSET®Diploma JSA認定 ソムリエ・エクセレンス ASI認定 国際ソムリエ 現在も夢に向かって邁進中

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