【合格体験記】試験直前の過ごし方

水夜クラスの級長をつとめてくださった石井さん。授業の予習・復習をしつつ、どのように総合復習したのでしょうか。

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石井健司さん（WE 2019年合格）

受験生の皆さま、お疲れ様です。昨年、銀座校の水曜日夜クラスに在籍しておりました、石井 健司と申します。

長きに渡った勉強も、もう少しでゴールです。いよいよ一次試験の期間が始まります。今年はコロナウイルスの影響で授業がZOOM開催となったり、授業が変則になったり、非常に制約がある中で大変な苦労されてきていることと思います。様々な不安の中、まずはここまで辿り付けたことに拍手を送ります。

コロナウイルスの影響を受けている今年の状況とは異なりますが、昨年、試験直前に私がやってきたことを紹介したいと思います。

1.計画を立てるも上手いかなかった

試験期間開始1カ月前、アカデミーデュヴァンの模試を目前に、それまで自分に習慣づけていた授業の予習、復習は勿論、国やテーマごとの復習、更に総合復習という時間を確保することが迫られました。紫貴先生からの勧めもあり、これまで学習してきたことを振り返る大雑把な学習計画を立てました。１週間限られた時間の中で工夫しましたが、なかなか思い通りに進みません。その頃、受験クラスのスモールグループで小テストの点数を競っていたこともあり、授業の予習と復習に重きを置き、計画した復習に取りかかる時間に着手する余裕がありませんでした。

2.環境を変えてトライ

復習の遅れをとり戻す為に、家で行っていた授業の予習・復習の他に、環境を変えて時間を確保することとしました。通勤時、食事中、仕事が始まるまでのスキマ時間など、短時間でもできる学習としてオンラインアカデミーの練習問題やAki’s check、会社帰りに図書館でまとまった時間を取り、アカデミーデュヴァンのテキストの問題や小テストを繰り返し解くというような学習スタイルとしました。環境を変え、取り組める時間にあわせた 学習テーマと方法を工夫したことで、なんとか遅ればせながら復習に取り組むことができました。問題を繰り返し解くのは勿論ですが、間違えた選択肢を何故、選択してしまったのかを授業中のノートを読み返し学習をすすめました。

３.ラストスパートは摸試後

総合復習に手を付けられたのはアカデミーデュヴァンの模試が終わった頃からでした。 8月の上旬に試験を受ける予定にしていた為、試験本番まで充分な時間もなく、どのように総合復習に取り組むのか悩みました。模試の復習を何度かした後、これまでと同じようなペースでもう一巡、アカデミーデュヴァンのテキストや過去問題を振り返るのは試験日までの残された時間では厳しいと判断しました。各章の基本的な問題と自分の弱点を見つめなおすことを目的に試験直前にもかかわらず、新たに書店で問題集「覚えやすく、学びやすい、ソムリエ試験対策問題集」（柴田書店・藤代さん）を購入しました。こちらは問題数も多くなく基本的な問題である為、試験直前でに2回ほど全体を繰り返すことができました。選択肢の解説が充実しており総合復習にちょうど良かったように思います。

４．スモールグループの情報が役に立った

直前はスモールグループの仲間で共有した情報をもとに重要と思われる事項をJSAのテキストで改めて読み返しました。試験の前日はしっかり睡眠をとり、当日はいつもと同じ時間に起床し、少し早めに試験会場に向かいました。CBTの試験会場で、大きな深呼吸をしてからPC画面のスタートボタンをクリックしたのを覚えています。

実は私も今年、受験生です。日本酒は正直、苦手でしたが昨年の流れでSAKE_DIPLOMAの取得を目指しています。今年の春にこのような状況になることを予想していなかったので、昨年との勝手の違いに困惑するばかりです。在宅勤務のおかげで、昨年より計画的な学習はできてきているものの、 仲間からの刺激や情報得る機会が少なくなり、昨年は恵まれていたと感じています。 しかし、この状況も受験生はみな同じです。試験日まで健康にだけは気をつけて、無事に試験に合格しましょう。

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講師からひと言

忙しい大人であれば、計画を立てても上手くいかないことは多いものです。そこからどう修正していくかはとても大切なことだと思います。ひとつご提案なのは上手くいかなかったように最初から「予備日」を設けておくことです。

また集中力を高めるよりか、勉強時間を増やす方がこの時期はオススメです。たとえそれがまとまった時間でなくても積み重ねれば大きな時間になるので、石井さんのように慎重に扱っていただきたいものです。